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●これって何が悪いんだろ? (from 他人をネタに自分を売り込むのが大の得意)
もしそうすることによってユーザーがメリットを得られることがないのであるならば、はじめから販売店の肩を持つユーザーなど誰もいないでしょう。「欲しい色が手に入りやすくなる。」という期待 がないのならば。販売店の肩を持つことが、なぜユーザーサイドに立っていないと思うのでしょうか?販売店の肩を持てば「欲しい色が手に入りやすくなる」とは限りません。
販売店が好きな色を好きな数だけ (以前のように自分たちの裁量で) 勝手気ままに仕入れることができるようになったなら、逆に売れ筋でない色が手に入らなくなる可能性があります。そんなやり方をするくらいなら、最初から売れ筋の色の iMac だけしか製造しなければいいんです。しかし、それでは iMac がわざわざ5色のラインナップを揃え、多様なユーザーニーズに沿おうとした意味が無くなってしまいます。
それから、現在の iMac の出荷方法を変更することは、iMac の生産・流通体制そのものを変更することとなります。現在の iMac の (従来の売れ筋アップル製品と比較しての) 円滑な流通や低廉な価格設定は生産・流通体制に依存する部分が非常に大きいです。現在の「シンプルに同じものを同じ数だけ生産」する体制を (かってアップルが陥っていた) 煩雑な生産・流通・販売体制へと逆戻りさせてしまったならば、(やはりかってと同様に) 販売店が売れ筋のつもりで大量に仕入れた製品が不良在庫と化し、その影響を商品流通や価格にフィードバックせざるを得なくなるという悪循環の繰り返しへと逆行することとなるでしょう。ようやくアップル復活の兆しが見えてきたのにも関わらず、販売店の目先の損得の追及のためにアップル・販売店・ユーザーともども、元も子も無くしてしまうこととなります。
先にも書きましたが、ユーザーはアップルストアから好きな色の iMac を購入することができます。もはやユーザーは販売店を経由せずとも自由にマックを購入することができるんです。これは非常に大きな事実です。アップルストアが拡充されるにつれ、なんら付加価値をもたらさずに商品を仕入れて売るだけの販売店、5年前、10年前と同じ商売のやり方を続ける販売店は確実に淘汰されていくでしょう。本当にそうでしょうか。「色が選べる」という期待を裏切られたとの不満を覚える人もいるかもしれません。少なくとも「色が選べる」ということは、今度の iMac にとってかなり大きなセールスポイントのひとつですよね。ボンダイブルーしか選択肢が無かった頃なら欲しくなかった、という人もいます。
実際にお店に行って、展示品を見て、買って帰ろうとしたら在庫がなかった。そのお客さんは失望するのではないでしょうか。なんの為の5色セット展示だったのでしょうか。販売店に在庫が無くとも、ユーザーはアップルストアから好きな色の iMac を購入することができるんです。
それから、これらはいずれも憶測に過ぎません。僕の発言は「発売日に iMac を並んで買った iMac の大好きな1ユーザー」の発言です。「自腹を切って iMac を買っていない人たち」「これからも iMac を買う気は無い人たち」よりも、これから iMac を買う人たちの気持ちをずっと理解しているつもりです。この問題でユーザーが販売店の肩を持つということで、アップルはまた潰れかかっていた時期のように窮地に追い込まれると思えません。また、「販売店の肩を持つ人たち」はアップルの今までのやり方を、全て否定し、受け入れないとなどと言っているのではないと思います。これも憶測に過ぎません。それに商品の仕入を販売店の裁量に任せることはアップルにとって時代の逆行に他なりません。
かってアップルは販売店の裁量に任せた仕入・販売を行っていました。その結果、売れ筋商品が品切れを起こすと同時に多数の不良在庫が倉庫や販売店に滞留する、という異様な状態に陥っていました。生産・流通体制を一新した結果、ようやくそのような状態からの脱却がはかれつつあるというのに、少しばかりアップルが調子を戻したからと図に乗り、目先の利益の為に「少しくらいなら」と昔のやり方に戻ってしまっては、せっかくのこれまでの努力が全て水の泡になってしまいます。
現在のアップルはやり方を変えた結果、大きな成功を収めつつあるんです。それなのにどうして販売店は目先の利益のみに捕らわれ、アップルの足を引っ張ろうとするのでしょう。『現在のアップルのやり方を支持する』という「一人称の意見」を受け入れることはやぶさかではありません。しかし、それはユーザーサイド云々とは関係のないことだと思うのです。「発売日に並んで iMac を買う人」と「これから iMac を買う人」を「iMac が欲しい人」としてくくってしまうのはあまりに乱暴だと思うのです。多少乱暴かもしれませんが、僕は、憶測で固めた意見を書き連ねる「自腹を切って iMac を買っていない人たち」「これからも iMac を買う気は無い人たち」よりは、「これから iMac を買う人」にはるかに近い位置にいるつもりです。